【スパイクチャレンジ】武の頂は災いと踊る【最終315位】

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    どそと申します。今回は先日行われた"ダイマックス無し"という特別ルールのもとで開催された公式大会『スパイクチャレンジ』で使用した構築を紹介させていただきます。

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成績

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最高レート 168?

最終レート 1684    315位    29勝 16敗

 

構築経緯

❶ f:id:ds_76769:20210128124326p:plain f:id:ds_76769:20210128141139p:plain f:id:ds_76769:20210128141041p:plain f:id:ds_76769:20210128163235p:plain f:id:ds_76769:20210128141220p:plain f:id:ds_76769:20210128141313p:plain

    シーズン14で使用していた構築をベースにして、本大会の環境に適応した形へ整えることにした。

【剣盾S14 シングル】毒撒き棘玉とまんまるマスコットたち【最終701位】 - どそっともんすたー。

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※リンク先にレンタル有り

 

❷ f:id:ds_76769:20210128141041p:plain f:id:ds_76769:20210128141313p:plain ➡ f:id:ds_76769:20210203202442p:plain  f:id:ds_76769:20210321185311p:plain

    まず使用不可であるボルトロスの枠を、同じタイプである点からタイプ補完を崩すことなく、対面操作からウーラオスに繋げられるといった相性の良さを評価してサンダーに変更。ボルトロスが離脱したことによって新たに電気の一貫切りと崩し性能を持ったポケモンが必要であると考え、これらの条件を満たせる駒としてカイリューの枠をガブリアスに変更。カイリューが担っていた物理受けの役をサンダーに任せる形とした。

 

❸ f:id:ds_76769:20210128163235p:plain  ➡ f:id:ds_76769:20210321185327p:plain

    原案と同じような雰囲気で ナットレイ+ポリゴン2 のような選出であると、本環境で最も対策必須になると予想していたウーラオスに対して非常に隙を見せやすい。新たに抜擢したサンダーはカイリューの「マルチスケイル」のようなダメージを抑える要素が無い為、原案のようには動かしにくいと感じた。この課題を水、格闘を半減で受けられる要素を見てある程度解消しつつ、ナットレイ同様にウオノラゴンの引き先として機能したり、毒を撒いて優位な立ち回りを形成できるドヒドイデに変更した。

 

❹ f:id:ds_76769:20210128124326p:plain ➡ f:id:ds_76769:20210201164504p:plain

    悪ウーラオスの鉢巻「あんこくきょうだ」に対して受け出すポケモンが水ウーラオスだけでは不安であったことに加え、本大会はウーラオスの対策を手厚くするに越したことはないと考えていた。その為ミミッキュの枠を、「あんこくきょうだ」に対して多少の余裕を持って受け出しが可能であり、特殊方面のエース、詰ませ役として動かせる強さを評価してニンフィアに変更。ミミッキュで対策としていた積み展開は他のポケモンである程度カバーが効くと判断した。

    各ポケモンに微調整を加えた上で、最終的にこのような並びで構築の完成形となった。

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コンセプト

サンダー、ウーラオス入りの構築に対して引けを取らない

様々な崩しの手段を用意する


個別紹介

ニンフィア
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【調整】

HB = ウーラオス意識でなるべく高く

S = 遅めのポリゴン2(60族)抜き

 

    本構築のアイドル枠。事前の仲間大会で特に多かったサンダー、ウーラオスの両方に強く、環境のメタとして刺さると考えて投入。後述するサンダー、ドヒドイデ併せることで殆どのウーラオスに対応できた。

    受け回し相手にもできれば選出したいと考えていたので、「マジカルフレイム」の枠はハピナスドヒドイデに対して打てる「サイコショック」の搭載も考えていた。しかしながら後述するサンダーが「ねっぷう」を切ってしまった為、それならば此方でナットレイ等の鋼タイプへの打点は確保したいと考えての「マジカルフレイム」採用となった。「どくづき」や「くろいきり」を持たないドヒドイデを起点にできたらと考えていたが、実際そのような機会はなかった。

    ニンフィアは様々な相手に五分かそれ以上で戦えるくらいには強い。しかしながら今回の型は「ねがいごと」や「まもる」を持たずHP管理がしやすいわけではない為、役割を集中させてしまうとウーラオスの受けが成立しなくなるといった事態が起こりうる。そうはならないよう、他のポケモンよりもHPを雑に扱わないことを心掛けていた。

    いざ使ってみて「みがわり+めいそう」で詰ませている程の余裕は殆どなかったが、何度か特殊技しか持たないポリゴン2や、その他有象無象の特殊相手を詰ませては EASY WIN を獲得できた。

    上記の画像を作成した際に思ったが、ニンフィアの公式イラストめっちゃ良い。

 

ウーラオス(水)
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    「ダイジェット」が飛んでこなくなったりカプ・レヒレが居なくなったことで気分が良さそうな最強の熊さん。余程通りが悪い相手でなければ積極的に選出していた。

    対サンダーの話であるが、本環境はダイマックスが無いことから回復アイテムを持たない個体に対して麻痺のリスクを最低限に抑えつつ「れいとうパンチ」2発での突破が可能である為、時には麻痺を恐れずに交代読みで「れいとうパンチ」を当ててはそのまま突っ張るプレイングを行っていた。サンダー以外にも水、格闘の双方に耐性を持つドラパルト等への打点にもなり、使用感はとても良かった。その一方で「かみなりパンチ」はマリルリドヒドイデ意識で搭載していたが、一度も打たなかった。

    サンダー以外からも不意に来る「ゴツゴツメット」持ちの相手がつらく、このような想定外の削りによって負けに繋がるケースが度々起こっていた。

    沢山使っている内に愛着が湧き、気付いたら格闘タイプの中で一番好きなポケモンになっていた。筆者は水タイプが好きなので連撃を選んだが、技の方は「あんこくきょうだ」派。

 

サンダー
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    純粋な物理受けとしては曖昧な立ち位置になっていたが、安全にウーラオスを展開する為の雑なクッション+対面操作役、麻痺や「かいでんぱ」による詰ませ、起点作成役として使用していた。普段のランクバトルでは見慣れない技構成となっているが、ダイマックス無しの環境下で「ぼうふう」を採用する気が起こらなかったのである。

    相手のサンダーとの同速じゃんけんを避けられるように敢えて素早さに下降補正をかけたが、本来であれば個体値を下げて実数値119にするのが望ましいか。妥協した。

    ドサイドンマンムー等に対して隙を見せずに行動したかった為、対面操作技は「ボルトチェンジ」ではなく「とんぼがえり」を選択。事前に想定していた通り地面タイプが後投げされるタイミングに併せて「とんぼがえり」からウーラオスを筆頭に後続のポケモンを着地させる動きは柔軟かつ強かった。

    本大会は「こだわりハチマキ」を所持したウーラオスが多く存在しており、ダイマックスも不可能であることから誤魔化しが通じない。ウーラオス入りの構築に対してサンダーを選出する際は必ず裏に水技、悪技、氷技を受けられるポケモンを用意していた。

    後になってから気付いたが、ゴリランダーに対して強い顔をしていながらも有効なダメージソースを所持していなかった。その為、相手に有効打が無いことがバレてしまった場合「つるぎのまい」を搭載されていたら返り討ちに遭う。幸いなことにそのようなケースは発生しなかったが。

    この枠はジバコイルの採用も考えていたが、シリーズ7で一時期使用していた『ウーラオス+ジバコイル』の並びではサンダー、ウーラオス入りの構築に対して動かしにくいと感じており、事前に参加した仲間大会でも同様にサンダー、ウーラオスが多い傾向を見た上で今回は見送りとなった。他のメンバーをうまく纏められていれば採用の余地があったか。

    それなりに活躍はしていたが、もう少し考察の必要性があったかも。ジバコイル等の特殊アタッカーにも後投げする機会があったのでもう少しDが欲しかったりした。

 

ポリゴン2

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【調整】

B < D 「ダウンロード」対策

 

    迷ったらポリゴン2で! と言わんばかりに信用していた子。ニンフィアドヒドイデと組ませることでウーラオス入りにも臆さず選出できた。

    原案の特性は「トレース」であるが、今環境下で得られるメリット以上にヒヒダルマ(ガラル)の特性「ごりむちゅう」をコピーしてしまう点がデメリットとしてあまりに大きいと感じた為、火力補強となる「アナライズ」を選択。本環境の中で多くあったケースとして無振りガブリアス確定1発で倒せるようになる等、恩恵はかなり大きいものであった。

    原案にある技構成のままであると、無限に繰り出されるウーラオスに対してダメージソースが不足していると感じた為、タイプ一致で打てる「トライアタック」を採用。これによりウーラオスの後投げにリスクを付けられるようになったり、「みがわり」を盾にして大きな削りを入れることが可能となった。

    「イカサマ」媒体の「ダイアーク」を意識した名残で性格が「なまいき」となっているが、「アナライズ」の発動範囲を拡大しつつ、相手のジバコイルに敢えて先手を譲ることで火力を抑えられたり、後攻で「ボルトチェンジ」を打つ算段を狂わせられたりと役に立つ場面があるのではないかと考えてそのままに。「みがわり」を置く前にS種族値が同じか近い相手に上から状態異常を入れられたり、一撃技の試行回数を与えてしまう点に着目すると技構成と数値が噛み合っていないが、それを引っ括めても「みがわり」は本当に偉い技であったので、以下で有用性について述べる。当たらないことで対策とする。

    本環境での「みがわり」の有用性は非常に高いものであり、例えるなら

 「みがわり」を置いた状態で拘りアイテム持ちのウーラオスと対峙した場合、技選択を一度確認してから行動できる

数的有利を取った段階で「みがわり」を即座に割る手段を持たないナットレイドヒドイデに対してTODで有利になる

マリルリの「うずしお」によるバインドの解除

等々。❷のケースは想定していたものの実戦では発生しなかったが、❶,❸のケースは実際に発生して役に立った為、採用して良かった技であると心から強く実感した。❶を更に詳しく言及すると、ダイマックスによる強引な崩しが行われないことから択を発生させずに「あんこくきょうだ」で居座ったウーラオスに対して、此方が「じこさいせい」で居座る選択肢をとりやすくなる。「インファイト」で居座られた場合は耐久が下がった状態での「トライアタック」により致命傷を負わせられるに続いて、次のターンはドヒドイデに下げる行動が安定となる。前述したような此方側が居座る行動を考えるならもう少し努力値をBに割いても良かったかもしれないが、相手側は察して一旦下げてくるケースが殆どなので特に問題は無かった。

    余談だが、筆者が一番好きな技は「みがわり」。

 

ドヒドイデ
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    あまり使った機会がないポケモンであったが、非常に使いやすく安定感の塊であるという感想を抱いた。ポリゴン2と一緒にサイクルを回しまくった子。

    「ねっとう」不採用により鋼タイプに対して打点のない技構成となっているが殆ど気にならず、むしろ「どくづき」によって助けられた場面が多くあった。ニンフィアの「みがわり」を沢山剥がしてくれた功績は大きい。

    ドヒドイデを全然使う経験が無かったこともあって直前まで「くろいきり」か「トーチカ」にするか悩んでいた。最終的には前者を選択したが、想像していた以上に使う場面が訪れた上に勝敗に直結するケースが多かったので、これで良かったと思う。

    マリルリと対面した際に相手側が取る行動は、

有効打が無いので裏のポケモンに下げる

うずしお」で拘束して「ほろびのうた」で倒す

基本的にこの2通りである為、これに対して両対応となるのが此方も裏のポケモンに引くことである。相手がアタッカーであると分かっていれば居座りで良いが、型が判明していない段階では前述した立ち回りを徹底していた。

    サンダーだけにエースバーンの受けを任せるのが不安であったことを含めて採用に至ったわけであるが、本大会中エースバーンは数回しか見掛けなかった上に一度も選出されなかった。想像以上に見掛けなかったのでそんなに使用率が低いのかと思っていたら、エースバーンの全体使用率はまさかの2位。

    因みに色違いでないのにLv100の個体を使用している理由であるが、ドヒドイデを思い付いてから仲間大会までに新たな個体の準備が間に合わなかった為である。

 

ガブリアス
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    言わずと知れた主人公。本環境下での動かしやすさはかなり良かった印象を受け、中にはガブリアスで3タテする試合もあった。

    ドヒドイデを相手に「つるぎのまい」の起点にする機会がとても多く、毒や火傷に対する保険となる「ラムのみ」の採用は正解だった。その他にも、不意の状態異常による負け筋の回避にも役に立った。

    「いわなだれ」はサンダーやトゲキッスへの打点として採用しており、サンダーに対しては「スケイルショット」のヒット数に依存せず素早い処理が可能であったが、トゲキッスに関しては全人類が「こだわりスカーフ」を所持させていた為、後投げ後に突っ張ろうものなら即退場させられていた。

    炎技が欲しい場面は少なからずあったが、仮想敵となるアーマーガア、エアームド等に対しては前述したウーラオス、サンダーによる対処が可能であることから、そこまで問題視はしなかった。

    『カンムリビギニング』で使っていた内のニンフィア、サンダー、ガブリアスが再び集結しており感慨深い。因みに水ウーラオスポリゴン2も『ヨロイビギニング』で使用していたので、公式大会で思い入れ深いメンバーが勢揃いしているのだ。

 

要点

★ 有利対面から高火力の押し付け

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    攻めサイクルを形成する大きな要素。サンダーの対面操作を駆使しつつ有利対面からウーラオスの圧をかけることで相手に不利なサイクルを仕掛ける。シンプルながら強力。

 

★ 毒を絡めた立ち回り

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    ドヒドイデと他の回復技を持ったポケモンが入った時点でお約束感はあるが、毒を入れることでダメージレースで優位になる他、回復技を連打することで相手は沈む。原案のナットレイが築いた毒サイクルの系譜をドヒドイデが受け継いでいる。

 

    ニンフィア+ポリゴン2+ドヒドイデ の選出が一番強かった。

 

★ 積み展開への移行

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    サイクルの中で隙を見て積むことで崩しを狙いにいったり、サンダーの起点作成から積みエースに繋げるといった動きが可能。

 

    攻めサイクルや受けサイクルだけでなく積み展開もできたりと立ち回りの幅が広く、使っていて楽しい構築だった。

 

苦手な相手

f:id:ds_76769:20210201164218p:plain パッチラゴン

    ガブリアスでやんわり対処する程度に考えていたが、「すなかき」の個体がやってきてしまった時は毛根が朽ち果てた。一度しか遭遇しなかったのでホッとしている。

 

f:id:ds_76769:20210321192739p:plain マタドガス(ガラル)

    明確に有利と呼べるポケモンがおらず、対面で抜群を突かれるか状態異常を振り撒かれてしまう。毒を入れられる覚悟でサンダーやポリゴン2を投げていたらまだマシだったかもしれない。「かがくへんかガス」の印象が根強く筆者自身すっかり頭から抜け落ちてしまっていたが、「ふゆう」によってガブリアスのメインウェポンがどちらも無効化されてしまうのが厄介極まりなかった。

 

f:id:ds_76769:20210322230942p:plain マンムー

    偉い人はしっかりと裏にウーラオス受けを用意していた上、サイクル戦になるとウーラオスへの交代読みで「じしん」を打たれがちなので厳しかった。ならばポリゴン2でいけるだろうと思っていたら、まさかの「じわれ」が飛んできたので家の天井を突き破ってロケットの如く宇宙の果てへ旅立った。

 

    以下省略。構築単位でエスパータイプ全般が重い。

 

後書き

    正直な話もっと上を目指したかったので結果には満足していませんが、普段のランクバトルでは味わえないような貴重な機会であったので記録として残すことにしました。硬派のサイクル戦ができてルールとしては凄く楽しかったのですが、私の場合は運が絡む試合がとても多く上振れと下振れの連続でひたすら一喜一憂していましたね…。今回のような面白そうなルールの大会が開催されたら是非また参加したいです。マッチングした方々、ここまで読んでくださった方々ありがとうございました。
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どそ (@ds_76769) | Twitter

【剣盾S15 シングル】サンダーオーガSPLASH!!【最終782位】

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    レンタルを公開していますのでご自由にお使いください。

 

構築経緯

❶ f:id:ds_76769:20210216152525p:plain

    有利対面からカイオーガ@こだわりスカーフの超火力を押し付ける動きがシンプルでありながら強力であると感じ、これを軸にして構築を組み始めた。

 

❷ f:id:ds_76769:20210203202442p:plain

    メタが激しいカイオーガを通す上で安定した【クッション+対面操作】が必須であると考え、カイオーガが苦手とするゴリランダーやナットレイ等に対して強く、一緒に選出して最も相性が良いと感じたサンダー@オボンのみを採用。シリーズ7から存在している【サンダー+ウオノラゴン】の並びを倣った形となった。

 

❸ f:id:ds_76769:20210224194713p:plain

    このままでは相手のレジエレキとゼルネアスによって為す術もなく破壊されてしまう為、これらの対処を1枠で担えるドリュウズ@とつげきチョッキを採用。

 

❹ f:id:ds_76769:20210216152501p:plain

    サンダーの他に【クッション+対面操作】を行える枠が欲しいと感じた為、これらの条件を満たしながら日食ネクロズマや黒バドレックスに対する引き先となれるブラッキー@たべのこしを採用。

 

❺  f:id:ds_76769:20210203202432p:plain

    カイオーガが通りにくいラッキー入りの構築等に対して通す物理エースがいるとより対応範囲が広がると考え、エースバーン@いのちのたまを採用。ムゲンダイナに対する打点となる「しねんのずつき」を搭載した型としていた。

 

❻ f:id:ds_76769:20210224194736p:plain

    相手のカイオーガやムゲンダイナに対する引き先となれる枠が欲しいと感じた他、こちらのカイオーガが相手のメタモンにコピーされた際の切り返しを用意しないとあっけなく崩壊してしまうと考え、特殊型に対して幅広く役割を持てるラッキー@しんかのきせきを採用した。

 

❼ f:id:ds_76769:20210203202432p:plain → f:id:ds_76769:20210224194803p:plain 

    エースバーンの物理エースとしての活躍は申し分なかったが、初速の段階でムゲンダイナの先手を取れないケースが多発する点が安定した立ち回りを望めないのではないかと感じた。その代わりとしてムゲンダイナ以上の速さを持ち、「りゅうのまい」による崩し、全抜きを狙えるドラパルト@いのちのたまに変更。

 

❽ f:id:ds_76769:20210224194736p:plain → f:id:ds_76769:20210128141553p:plain

    勝てないわけではないが相も変わらずラプラスや時折当たるトリトドンに対して頭を抱えていた中、終盤以降数を増やしていたガマゲロゲ入りの構築に対する勝率が著しく悪く、レートが伸び悩む大きな要因であると感じた。そこで選出率の低かったラッキーに目を付け、この枠はガマゲロゲラプラスカイオーガをはじめとした水タイプ全体に対して強い圧力をかけながらスムーズな処理を狙える強さを評価し、最終日にゴリランダー@こだわりハチマキを新たに採用した。

    最終的にこのような並びで構築の完成形となった。

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コンセプト

対面操作 × 超火力サイクル

 

個別紹介

カイオーガ

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    本構築の始点。上から縛る範囲を増やしつつ有利対面から超火力を押し付ける至ってシンプルな型。最速黒バドレックスまで追い抜く為"最速"で確定。本心としては意外と火力のリーチがギリギリ不足しているケースがそれなりに多かった為「ひかえめ」にしたいところである。

    ラプラス入りの構築に対しても積極的に選出しており、水技は無効化されても「かみなり」「ダイサンダー」は通る為、そう簡単に止まることは無い。また、交代読みで打った「かみなり」が後投げされたラプラスに対してヒットすると、EASY WINを獲得しやすい。

    カイオーガを使用する上で気を付けるべきだと感じたポイントは以下の4点。

・自分より速い「こだわりスカーフ」持ち

・対面からの先制技による「しおふき」の威力減少

・相手のダイマックス(以下 : DM)によって攻撃を耐えられ、反撃を受けてしまう展開

・その他の見えにくいカイオーガ対策

    例 :「ウッドハンマー」持ちミミッキュ

    今作は特にDMという要素がカイオーガの一貫を作りにくい要因となっているが、逆にカイオーガ側も技の拘りを解除しつつ、HPが削れた状態でも威力150の「ダイストリーム」を打てる為、一概にDM環境が向かい風であるとは言い難い。

    やることは単純でありながらも立ち回り方はかなり難しく、メタが激しいことから動かしにくさを強く感じた。それでも一貫を作った際の制圧力は凄まじく、まさしく禁伝に相応しい強さであった。

 

サンダー
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    本構築の潤滑油。初手の偵察係として投げやすく、ボルトチェンジ」から裏のポケモンに繋ぐ他、クッションとしての役割もこなすのが主な使い方となっている。カイオーガと組ませることで自然と「ぼうふう」を必中で当てられる点が地味に嬉しい。

    「とんぼがえり」を採用するとカバルドンランドロス等の地面タイプに対しても対面操作が可能となるが、それ以上にナットレイの処理速度向上を重視し「ねっぷう」を採用した。ザシアンに対する打点となるのも良い所。

    特性はブラッキーとの兼ね合いを考慮した「プレッシャー」ではなく、ザシアンやウーラオス等に対して麻痺によって得られるアドバンテージが非常に大きいと感じた為「せいでんき」とした。

    流行りの【ラプラス+ザシアン】の並びに対しても積極的に選出し、初手にラプラスとかち合った際にはサンダーの持つ圧力を利用することで相手のDMを誘発させ、裏のブラッキー(orラッキー)でDM、壁ターンを枯らす動きを何度も行った。

    イベルタルラプラスに対してあまり強い型ではないのが玉に瑕であったが、数多くの試合で選出しては縁の下の力持ちとして大活躍してくれた。

 

ドリュウズ
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    お馴染みの必殺仕事人。本環境は全対応が難しく、無理な相手に対して3割の勝ち筋を持てることから「つのドリル」を一時期は採用していたが、壁を張られた際の対ゼルネアスで打ち負けるケースが気になった為、これらの展開を崩せる「かわらわり」を搭載した。ゼルネアスと壁展開の同居率が非常に高いことから一貫して崩せる機会が多く、そのまま勝ちに直結していた。

    選出率自体はそれほど高くなかったが、本構築の補完として完璧な役割を持っている偉い子である。

 

ゴリランダー
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※ キョダイマックス個体

【調整】

H : 余り

A : 特化

B < D :「ダウンロード」対策、カイオーガ意識

    最終日に急遽投入。対面操作から繋ぐ超火力アタッカースイーパーとして新たに名乗りを上げたゴリラである。

    火力枠として扱えるだけではなく、カイオーガの無償着地を狙える「とんぼがえり」を搭載することで自身が潤滑油となる動きも可能とした。この技を考慮されるケースが起こりにくかった為、明らかに相手の交代が見える盤面でこちらも相手の交代を読んで対面操作を行い、試合の主導権を維持する立ち回りが強力。

    ゴリランダーを組み込んで以降は選出の幅が大きく広がったので、変更したのは間違いではなかったと感じた。 その反面、カイオーガに対する立ち回りが有限となった部分には注意が必要であった。

 

ブラッキー
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    本構築第2の潤滑油としての役割を持つ、至って普通のブラッキー「あくび」による対面操作が非常に優秀であるが、採用に至った一番の決め手は「ねがいごと」によってHPが削れた味方の再展開を狙える、即ち「しおふき」を駆使するカイオーガをより強く動かせられると考えたところにある。

    日食ネクロズマと黒バドレックス入りの構築に対してはほぼ毎回選出しており、黒バドレックスは一定数「ドレインキッス」を搭載した個体が存在していたことから絶対安定とはならなかったが、日食ネクロズマに対しては高い勝率をキープできた。

    これは編成した後になってから気付いたことであるが、後述するドラパルトが相手のメタモンにコピーされた際の切り返しとしての働きもこなせる。

    この子で試合展開をコントロールする様がとても楽しく、筆者の手によく馴染む性能であった。

 

ドラパルト
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    ムゲンダイナ絶対許さないウーマン。受け回しに対してもドラパルトを選出する意図があったので、火力を重視して性格は「いじっぱり」で採用したかったが、初速の段階で最速ムゲンダイナに先手を取られないことを意識して「ようき」とし、構築で重いウオノラゴンも考慮できる"最速"での運用。受け回しに対してはドラパルトで1体倒した後、裏のブラッキーTODを行う機会が非常に多かった。

    初手にムゲンダイナと対面した際、何故か殆どの相手がそのまま居座る展開ばかりで、何事もなく普通に「ダイドラグーン」が通って一撃で葬る展開が数多く発生していた。あまりにも居座られてばかりなので択回避の「みがわり」を置くことなく初手ダイマックス、からのEASY WlNとなる試合も少なくなかった。ドラパルト自身の型の豊富さから成し得る読まれにくさがあったからなのだろうか、はたまた普通に攻撃を耐えると思われていたか。

    「みがわり」を搭載した意図としては、本構築に対してほぼ確実に選出されるラッキーに対して「でんじは」「あまえる」を遮断しながらドラパルト単体でラッキーの起点化を狙える為である。その他にも高い素早さを活かして相手のDMターンを枯らせる動きをとれたり、DMを切るか否か等の択を先延ばしにできたりと様々な場面で役立った。

    他の選択肢として「ふいうち」は黒バドレックスに対して初速の段階で上からの縛りが可能となるので、そちらを採用してみても良いだろう。受け回しを相手にする際たまに見掛けるエアームドに対してDMを切らずに打てる安定した打点が欲しいとも感じたので、弱点を付ける特殊技にするのも手であろうか。しかしながら「てっぺき」を積まれる前であれば【りゅうのまい→ダイホロウ】でのゴリ押しが通りやすい為、前述した通り「みがわり」を切るとラッキーの完封が不可能になる点を重視し、変更には至らず。

    特性「すりぬけ」は環境に蔓延っていた壁展開を強く意識しての選択。実際の対戦では活きなかったが、「みがわり」を搭載した個体が多いジガルデにも刺さりやすい。

    天敵であるポリゴン2が減少傾向にあったことはドラパルトにとってかなりの追い風であり、エースとして最高の活躍を見せてくれた。

 

おまけ

ラッキー
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【調整】

HD : 特化、性格無補正「こだわりメガネ」持ちカイオーガの雨「しおふき(150)」確定2耐え

    最終日まで構築にいたピンクの悪魔。BD特化にしてみたり、「みがわり」を試しに組み込んだ際はSに割いてみたりと努力値配分に関しては何度か試行錯誤を重ねたが、「こだわりメガネ」を所持したカイオーガが受かっていない点に気が付いて以降はこのような配分となった。HD特化にしても相手が「ひかえめ」であった場合は乱数になってしまう為、かなり際どいラインである。

    構想の段階ではカイオーガやムゲンダイナといった特殊全般を受ける役割として考えていたが、数の少ない禁伝を除き実際にはカイオーガ入りの構築くらいにしか選出しておらず、ムゲンダイナ入りの構築に対しては【ドラパルト+ブラッキー】で対応するケースが殆どでラッキーが受け出す機会は無かったりと、当初の考えとは違う形となっていた。また、ディアルガやホワイトキュレム等といった特殊主体の禁伝相手には無類の強さを誇っていたが、それほど数が多いわけではなかったことを踏まえ、ゴリランダーと交代する際にこれらの対処は切り気味に動く方向で考えることにした。

    技構成に関しては「ちきゅうなげ」「タマゴうみ」までは確定とし、3枠目はカイオーガの圏内に押し込みやすくなる他、ブラッキーの「あくび」とのシナジーが良い「ステルスロック」を搭載。4枠目は「あまえる」「みがわり」と試行錯誤の末、最終的にはエースの蘇生を狙える要素が他のポケモンとの相性が良いと考え「いやしのねがい」に辿り着いた。 

    「あまえる」を切ると物理型の積みエースに格好の餌とされてしまうし、「みがわり」を切るとラプラスにやりたい放題されてしまう為、筆者だけ技スペースを5枠以上で使いたいくらいである。

    ブラッキーと併せて"ダブルラッキー"の並びを作っていた、構築の密かなオシャレ要員。(?)

 

要点

★ 対面操作を駆使し、有利対面からカイオーガを通す

f:id:ds_76769:20210203202442p:plain or f:id:ds_76769:20210128141553p:plain or f:id:ds_76769:20210216152501p:plain  f:id:ds_76769:20210216152525p:plain

    本構築の基本となる動かし方。相手を見て誰を初手から展開するか柔軟に決めた上で、サイクルを回しながらカイオーガが一貫する場作りを目指す。その際にカイオーガの体力管理には特に気を遣う必要がある。

 

一番多かった選出パターン

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苦手な相手

f:id:ds_76769:20210301085253p:plain イベルタル

    パッと見重くないように見えるかもしれないが、意外と伝説ポケモンの中だと厳しい寄りの相手。カイオーガで突っ張る際は相手の「ふいうち」による大打撃には気を付けたい他、DM同士の打ち合いとなればカイオーガ側が勝てるか大分怪しいラインである。先にDMを切らせてから如何に切り返せるかが重要な攻略ポイント。終盤ある程度数を減らしていたのが救い。

 

f:id:ds_76769:20210301090003p:plain ゼクロム

    見掛ける頻度は少なめなポケモンだが、マッチングした際はいずれの試合も敗北した。ドリュウズがタイプ上有利ではあるが、持ち前の数値と併せて「ダイドラグーン」によってゴリ押されがち。DMを切られてはブラッキーでの誤魔化しも効きにくいのが難点。

 

f:id:ds_76769:20210203202442p:plain サンダー

    ラッキーの枠をゴリランダーに変更して以降の被選出率が極端に上がった。不意に来る「こだわりスカーフ」持ちによってカイオーガが削られてしまったり、Sを上げられてしまうとカイオーガに先制して電気技や「かいでんぱ」を打たれる展開が厳しくなる為、DMを切られた際はブラッキーで一旦流す動きが攻略の鍵となっていた。【雨+ドリュウズ】やドラパルト等で対処は効くが普通に厄介といった枠。

 

f:id:ds_76769:20210128141139p:plain ウーラオス

    「こだわりハチマキ」を持った型であるとサンダーでも受けが厳しい上に、連撃の型に関してはこちらの雨にタダ乗りされた「すいりゅうれんだ」が手痛い攻撃となってしまう。

 

f:id:ds_76769:20210301185929p:plain & f:id:ds_76769:20210301185950p:plain etc… バトン展開

    阻止する明確な手段を持たない為、展開を許した際は為す術もなく負けるケースが殆ど。

 

成績

TN どそ 最高レート 193×前後

               最終レート 1898  最終782位f:id:ds_76769:20210301200743j:image

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後書き

    前シーズンで長く目標としていた最終3桁を初めて達成した自分は次にレート2000を達成するという目標を立て、ポケモン勝負に明け暮れる日々を送っていました。正直満足のいく結果とは言えませんが、最終日付近にレートを大きく溶かして以降なかなか勝ち切れずにいたことに加え体力的な面を考慮し、今シーズンは中途半端な位置でありながらもギブアップという形を取りました。己の実力不足を痛烈に感じさせられましたが、それでも今月は上位帯で多くの強者と戦えたことは非常に光栄なことであり、膨大な経験値となったことは間違いないと言えるシーズンでした。また改めて勉強し直して精進します。今シーズン対戦してくださった方々、ここまで読んでくださった全ての皆様に感謝致します。ありがとうございました。

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どそ (@ds_76769) | Twitter

【剣盾S14 シングル】毒撒き棘玉とまんまるマスコットたち【最終701位】

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構築経緯

① f:id:ds_76769:20210128141139p:plain f:id:ds_76769:20210128141041p:plain

    環境トップであるサンダー、エースバーンに対して「こだわりスカーフ」を持った連撃ウーラオス+霊獣ボルトロス"並び"が高い汎用性を持って扱えるのではないかと考え、この2体をメインにして構築を組み始めた。

 

② f:id:ds_76769:20210128141220p:plain

    この2体で重めなドラパルトに対して強く出られる上、霊獣ボルトロスと併せてサンダーを比較的安定して対処することが可能なポリゴン2を採用。

 

③ f:id:ds_76769:20210128141313p:plain

    サイクルを回す中で苦手なエースバーン、ゴリランダーに対して安定した引き先となれるカイリューを採用。

 

④ f:id:ds_76769:20210128141342p:plain

    ここまでやや重めなカバルドンカプ・レヒレに対して圧をかけられ、受け構築に対する崩しとして動かせるカミツルギを採用。

 

⑤ f:id:ds_76769:20210128124326p:plain

    最後にこのままだと相手の積みアタッカーに為す術もなく破壊されてしまうため、ストッパーになりつつ対面選出を担え、誤魔化せる範囲が広く汎用性の高いミミッキュを採用して一旦の並びが出来上がった。

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⑥ f:id:ds_76769:20210128141342p:plain →  f:id:ds_76769:20210128141553p:plain

    ある程度の試合数を重ねているとカミツルギの選出率が異様に低いことに気が付き、本構築に組み込むには適していないのではないかと感じた。そこでカミツルギ同様にカバルドンカプ・レヒレに対して圧力をかけられて崩し役も担える他、最低限のサイクル性能を持っている点からカミツルギの枠にゴリランダーを新たに採用した。

 

⑦ f:id:ds_76769:20210128141553p:plain → f:id:ds_76769:20210128141934p:plain

    この状態でも未だにカプ・レヒレ入りの構築や、ポリゴン2入りの構築に対するサイクルが不安定である点が気掛かりであった。この問題を解決しつつ他のポケモンに崩し役を任せる形をとして、ゴリランダーの枠をナットレイに変更。

    各ポケモンの型に微調整を重ねた上で、最終的にこのような並びで構築が完成した。

f:id:ds_76769:20210128124326p:plain f:id:ds_76769:20210128141139p:plain f:id:ds_76769:20210128141041p:plain f:id:ds_76769:20210128141934p:plain f:id:ds_76769:20210128141220p:plain f:id:ds_76769:20210128141313p:plain

 

コンセプト

★ 幅広い相手に対応できるサイクル崩し両立

ダイマックス前提のポケモンを作らず、試合展開に応じて柔軟にダイマックスを使用する

★ 相手のポケモンに対してなるべく複数の処理ルートを用意し、選択肢の幅を広げる

 

個別紹介

ミミッキュ
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    実は珠ミミッキュを筆者が使用したのは剣盾環境が開始してから今シーズンが初めてのことであった。クレセリアラティアス等のエスパータイプを相手してもらったり、サイクルを回した後の詰め筋として使う他、止めるのが困難な相手のダイマックスエースに対するストッパーとして活躍したりと、あらゆる場面において本構築の穴を1匹でしっかりとカバーしてくれていた。

    本個体は火力を重視して性格は「いじっぱり」を採用しているが、ミラーを強く意識しないのであれば困る場面は特になかった。強いて言うなら最速カプ・レヒレに先制を許してしまう点くらい。

    シンプルに使いやすく強かった。…が、使い始めたてのシーズン序盤で筆者の使い方がなっておらずガブリアス相手に対面負けたりしていた。申し訳ない。

 

連撃ウーラオス
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※非キョダイマックス個体

    構築の始点。ボルトロスと同居させることで最近の環境で流行していた「ボルトラオス」の並びを匂わせつつ、後述する本命のカイリュー+ポリゴン2+ナットレイ(以下 カイリューポリナット)」の並びを悟られないようにする狙いがあった。

    元々メインの戦術であったボルトロスとの攻めサイクルを遂行していた頃の名残で持ち物は「こだわりスカーフ」となっているが、初手に投げて「とんぼがえり」から始動する役割を任せつつ構築単位で重いフェローチェに対して強く動かせるよう、型の変更には至らなかった。

    性格は火力増強とダイマックス状態のエースバーンへの「すいりゅうれんだ」の乱数を意識して「いじっぱり」としたが、最速スカーフカプ・レヒレダイマックス時に最速ミミッキュに上をとられてしまう点が少し気になった。それに加えて、よりフェローチェとの素早さ関係を強く意識するのであれば「ようき」にするのも一考の余地あり。

    初手にカプ・レヒレと対面した際は相手の最速スカーフである線をケアしつつ、相手に型を推測されてしまわないよう素引きを徹底していた。

    この枠はウーラオス同様にフェローチェやブリザポスの対策となり、同時に状態異常を遮断できるカプ・レヒレを候補として考えたが、後述するナットレイの型とシナジーが悪いことから今回は採用を見送った。

    相手にスカーフ持ちであることが読まれやすく、不意に来る自分より速いスカーフ持ちに屠られたりと終始動かしにくさを感じていたが、それでもシーズン序盤から最後まで構築から外れることなく活躍してくれた。圧倒的感謝。

 

霊獣ボルトロス
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    構築の始点その2。電気と地面の一貫を切れる優秀なタイプと特性で、何よりも最近のサンダーがよく使う「かいでんぱ」が無効である点が非常に強い。当初は「こだわりメガネ」を持たせて運用していたが、構築全体でカバルドンラグラージ等の「あくび」展開に対する明確な耐性を用意していなかった点と、受け構築に対して技を拘っている状態では崩しにくいと感じ、「ラムのみ」を持たせて「わるだくみ」を搭載した型に変更した。

    攻撃技はメインウェポンである「10まんボルト」、カバルドンラグラージ、ヌオーへの打点となる「くさむすび」、命中不安の為あまり採用したくはなかったが、ラッキーやハピナス等で止まらないよう「きあいだま」としている。

    サンダーやウーラオスに先制をとれるよう最速としており、この配分のお陰で拾えた試合も多くあった。しかしながら元の耐久が決して高いポケモンではないので、対サンダーでより安定しつつ本来の役割対象へより適した配分となるよう更に耐久へ、もしくは火力に努力値を割いても良かったかもしれない。

    本シーズン終盤での大事な場面で「きあいだま」を外すことは殆どなく、本当によく頑張ってくれた。

 

 

ナットレイ
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※S個体値 0

    毒撒き棘玉。本構築のメイン戦術を大幅に一変させた上でカイリューポリナット」の並びを確立させた中核である。この型の採用に至った経緯については、カイリューの型を構築記事から模索していたところ「どくどく」を搭載したナットレイと組み合わせたカイリューナット」の並びを使用していた方の記事から着想を得た。

    この「どくどく」による負荷でサイクル下のダメージレースを優位に進められるようになり、後述するポリゴン2カイリューに懸念されていた火力不足を見事に補ってくれた。相手のポリゴン2等の高耐久ポケモンを崩すだけに留まらず、後投げされるサンダーに対しても毒を刺すことでこちらのポリゴン2と併せて粘り勝ちを狙えるようになった。「ねっぷう」を持たないサンダーに対してはナットレイ単体で詰ませることも可能である。

    よりダメージレースを優位に進められる「ステルスロック」が欲しいと思うこともあったが、それ以上にメインウェポンでありミミッキュへの打点となる「ジャイロボール」、一番外す理由が無い「やどりぎのタネ」、定数ダメージ稼ぎやHP管理、相手のダイマックスを枯らせる「まもる」と、このようにどれも必要不可欠な技であったことから変更の余地は無いと思っている。

    カプ・レヒレポリゴン2といった特殊攻撃をメインとするポケモンに対して後投げする頻度が高いと想定し、努力値配分は当初からHDで運用していた。サンダーに対して居座り続ける際の負担を軽減できたり、たまに「ねっぷう」を耐えて無理やり毒を刺すこともできたりする。これまでよく使っていたHBと同じような感覚で物理技に対して後投げすると、思っていた以上にHPが削れてしまう点には注意が必要であった。

    「みがわり」を持つ相手に対して無限に隙を見せてしまう点を除いては本当に強かった。この型のナットレイを採用して以降は順位がみるみる上昇していき、構築の完成度を高めることに直結したと感じている。

    本来不利とされる相手に対してもサイクルの中で強い負担を与えることの重要性を大いに学べるポケモンであった。

 

ポリゴン2

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【調整】

B < D (ダウンロード対策)

S : 同族意識 麻痺状態の最速ミミッキュ、最速ウーラオス抜き

    まんまるマスコットその1。最終日直前に特性を「アナライズ」から「トレース」に変更。変更に至った意図としてはランドロスカイリューに対して後投げする機会が非常に多かった点と、一番の理由は構築単位で重めであったヒードランに対して後投げし「もらいび」をコピーした上で「マグマストーム」のバインド効果によるサイクル崩壊を防ぐ為である。実際この変更によってヒードラン入りの構築に対しての勝利に貢献していた。

     ドラパルト、ランドロスカイリュー入りの構築には積極的に選出しており、その他には前述したナットレイの「どくどく」と併せてサンダーやポリゴン2等を受ける役割を担いつつ優位に立ち回っていた。あらゆるドラパルトの型に対応が効きやすい理由を第一に、幅広い相手を見るべく両受けが可能な努力値配分としている。

    技構成に関してはこの組み合わせのまま今シーズンを通して使用していた。「ほうでん」は前述したナットレイとの相性が悪いが、毒を入れたい相手に対しては極力打たないことを心掛けていた。ミミッキュに対しては「ほうでん」から入ることによって麻痺を狙いつつ「アッキのみ」を発動させずに、その後は「イカサマ」による削りを行う立ち回りを徹底していた。その他にもドリュウズといったつるぎのまい」等で崩そうとする相手が多く存在しており、そんな時に「イカサマ」がとことん刺さることから今環境においてかなり入れ得な技であると感じた。

    運勝ちを狙えたり詰め筋として強力でありと最高のポケモンであった。

 

カイリュー

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    まんまるマスコットその2。エースバーンが存在する環境下で安定したサイクルを回せるという筆者が追い求めていた神のような存在。元々は「りゅうのまい」を採用した物理型で運用していたが、カミツルギの処理を迅速に行いたかった点と「てっぺき」を所持したナットレイの処理にもたつくことが無いよう特殊型に変更。実際この変更によってカミツルギとの撃ち合いをスピーディーに終わらせられたり、物理型であると誤認して立ち回ってきた相手に対してeasy winを拾う試合も多かった。ひとつの型として見て竜舞型と比較するとカイリューの性能を落としているように感じるが、前述したナットレイと組み合わせることによって「はねやすめ」を絡めた詰め筋としてより強く動かせることを実現できた。

    攻撃技はウーラオスバシャーモへの打点でありダイジェットの媒体となる「エアスラッシュ」、ナットレイカミツルギを強く意識した「かえんほうしゃ」、サンダーやランドロスに打てる「れいとうビーム」としている。ヒードランウツロイドを意識した「じしん」を採用するのも視野に入れたが、変更する余地は無いと考え採用には至らなかった。

    カイリューは前期からずっと使用していたポケモンであったが、「れいとうパンチ」を搭載したウーラオスが増加傾向であったことを含めて今期は特にマークが厳しいと感じていた。とはいえウーラオスダイマックスを使用して「ダイアイス」を打つ展開や技を拘っているケースが多かったので、ある程度はプレイングでカバーしていた。

    エースバーンの「ダイナックル」に対して後投げすると、その後の「ダイアタック(威力150)」が受からない点には注意が必要。その点を除いては対エースバーンにおいて最強のポケモンであった。

 

要点

★ 高い耐久力を持ったポケモン達による受けサイクル "カイリューポリナット"

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    本構築は基本的に決まった選出パターンは定めておらず柔軟に決める方向性であるが、こちらの3体による対応範囲が非常に広く、選出した機会が多くあったことから自然とこの並びが出来上がっていた。全体的に持ち合わせている火力自体は高くない為、サイクルを回していく中でナットレイの「どくどく」を隙を見て絡めることが勝利を目指す上で重要なポイントとなっている。長期戦になりそうな場合等、相手によっては最優先で毒を撒くケースもある。最終的にはダメージレースに打ち勝つ、もしくは毒や回復による詰ませの展開を目指していく。基本的に誰を初手に置いても展開を作りやすい並びとなっているので、初手に選出されそうなポケモンを予想した上でこちらが誰を初手に置くかを選択する。

 

 プランを複数用意し、選択肢の多様化を目指す 

f:id:ds_76769:20210203202442p:plain ← f:id:ds_76769:20210128124326p:plain f:id:ds_76769:20210128141041p:plain f:id:ds_76769:20210128141220p:plain f:id:ds_76769:20210128163235p:plain

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    主に環境トップのポケモンに対して、

「○○は刺さっていないけど◇◇の為に出さなければならない」

といったように選出が窮屈となってしまうケースの多発を極力減らすことによって選出幅の増加、及び選出択の減少を目指していた。しかしながら筆者があまりにもカイリューを信用し過ぎているが故にエースバーンに対しては大体カイリューを選出していたし、サンダーにも普通に負ける時は負ける。この理論をどう上手に実行できるかが筆者の今後への課題であり、構築作りに奮闘する未来の自分へ送るメッセージでもあるのだ。

 

 

苦手なポケモン

 f:id:ds_76769:20210201164138p:plain フェローチェ

    誰一人として受かっていない。大体初手に選出されるのでウーラオスを合わせて対面有利をとっていけるが、相手の控えにサンダーがいると麻痺のリスクもあって非常に立ち回りにくい。

 f:id:ds_76769:20210201164218p:plain パッチラゴン

    タイプの一貫は切っていたとしても簡単に止められるポケモンではないので対処が非常に厳しく、下手したら3タテも起こりうるので常に気が抜けない相手である。ポリゴン2ダイマックスを合わせるかミミッキュでストップをかけたい。

 f:id:ds_76769:20210201164253p:plain アーゴヨン

    このポケモンがいると選出が歪まされやすいと感じた1体。壁張りとセットで出されると特に苦しい。ミミッキュポリゴン2でどうにか気合で処理したり、対面で殴って裏のポケモンの圏内に入れる等をしたいところ。

 f:id:ds_76769:20210201164417p:plain ピクシー

    ほぼ対策は切っていたが、あらゆる型を考慮するとなれば対処の仕方が非常に難しい相手である。ミミッキュで殴り合うか特性が「てんねん」である願望を込めてナットレイの毒を入れるかポリゴン2を合わせることで誤魔化していた。このような立ち回りを行った上で特性が「マジックガード」であった場合はもれなく試合が終了するが、幸いなことにナットレイを合わせた相手は「てんねん」である個体としか遭遇せず、炎技を打たれることもなかった。

 f:id:ds_76769:20210201164504p:plain ニンフィア

    個体数は少なかったのでこちらも対策はほぼ切っている。「あくび」や「めいそう」による展開がいずれも厳しい。ナットレイで無理やりダイマックスを切って処理することもあった。筆者が構築を組むと毎回このポケモンが重くなっている気がする。

f:id:ds_76769:20210201164532p:plain ヒートロトム

    ミミッキュかウーラオスで対面処理を狙うくらいでしか対処ができない。それ以外のポケモン達はもれなく焼却されるか「わるだくみ」の起点となる。

    その他にも苦手なポケモンは存在するが特に目立っていたのはこの辺り。

 

成績

TN どそ 最高レート 192×〜193×

               最終レート 1908 最終701位

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後書き

    今回のシリーズ7と同じ環境が最後かもしれない今シーズンは特に力を入れて取り組みたいと考えていて、結果は自身初となる最終3桁を達成できて非常に嬉しいものとなりました。

    今回組んだ構築は性質上試合が長引きやすい点と、命中不安技を多く採用していることから運負けが発生する頻度が高いものとなっており、下振れた際にはとことん黒星を増やしてしまうといった難点はありました。自分で言うのもなんですが、それを引っ括めても過去のシーズンを含めて一番自信のある構築に仕上げることができたのではないかと思っています。

    次なる目標となるレート2000の達成を目指して、今後もポケモンというゲームを楽しんでいきたいと考えております。長くなりましたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

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どそ (@ds_76769) | Twitter

【竜王戦2020 予選】鳳凰サイクル 無限再生編

※12/17 一部修正、追記しました。

 

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【コンセプト】

・ホウオウを主軸としたサイクル

・対応範囲を幅広く持つ

 
【個別紹介】
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H : 3n

      無補正ザシアンの「きょじゅうざん」確定2耐え

S : 1段階↑で最速130族抜き

    本構築の始点。どの禁伝を使おうか迷っていたところ、隠れ特性[さいせいりょく]を持ったホウオウに目が止まり、このポケモンを軸としたサイクル構築を組むことにした。本大会のトップメタであると予想したザシアンに対して強く(ワイルドボルトだけは勘弁)、高い耐久能力を盾に数多の禁伝と渡り合えることから環境に合っているポケモンだったと思う。

    [さいせいりょく]と「じこさいせい」を駆使したHP管理能力の高さを持っているだけでなく、「せいなるほのお」で負荷をかけながら火傷による機能停止を狙えたり、更にはタイプ一致で威力140の「ダイジェット」を使えたりと攻撃面においても優秀である。柔軟にサイクルを回していく中でダイマックスエースに転じて詰めていく動きが強力。その上で大きな弊害となる「ステルスロック」に対する耐性を持たせるべく『あつぞこブーツ』は必須アイテムであった。

    努力値の振り方に関しては諸説あり。ムゲンダイナを意識した素早さ調整であったが実際に活きた場面はほぼなく、攻撃に関してはザシアンを確定で倒せる範囲まで伸ばした方が絶対に良い。

    サイクル好きの自分にとってこれほど最高のポケモンはいなかった。

 

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H : 16n+1

S : 準速61族抜き

    ブリザポスウオノラゴンウーラオス等を受ける為に採用。本戦前の仲間大会では『こだわりメガネ』を持たせて運用していたが、構築からバンギラスが外れた関係で『たべのこし』が余っていたことから、型と合わせて持ち物を変更した。

    フェアリー技は回復ソースとなり得る「ドレインキッス」を採用したが、ウオノラゴン絡みのサイクル等で後出しできる回数を増やせたり、「エラがみ」によるゴリ押しにも対応できHPを残した状態を保てたりと、活きた場面が数多くあった。

    立ち回りについては、素の火力が低いのでタイマンで殴り合うことはあまりせず、サイクルを回しつつ「しぜんのいかり」でどんな相手でも確実に負荷を与えて、裏にいるポケモンの圏内に持ち込むといった動きが多かった。ダイマックス状態のエースバーンイベルタルへの雑なクッションにも使っていた。イベルタル対面では、何も考えずに弱点を突いてしまうと『じゃくてんほけん』の起点になってしまう恐れがある為「しぜんのいかり」から入ることを心掛けていた。

    このポケモンが苦手とするナットレイ相手にも最低限の抵抗ができたりと、選出率はかなり高かった印象。


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H : 10n-1

S : 準速80族抜き

参考元 : 【S12最終29位】雑殴りサイクル - サックーのブロマガ

    カイオーガへのメタを主として採用。元々は『こだわりハチマキ』を持たせて運用していたが、結果を残した上位の方が使っていた『いのちのたま』を持った型に惹かれて変更に至った。

    環境にイベルタルサンダーエースバーンが多く選出は控えめであったが、カイオーガの対策は必須であったことから絶対に必要な枠であり、何度も「グラススライダー」に救われていた。

    スイープだけでなく崩しも行えたりと、器用な立ち回りができるゴリラは強かった。


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S : すなかき発動で1段階↑の最速100族抜き

    電気の一貫を切りつつゼルネアスへのメタを主として採用。

    「ジオコントロール」を積んだゼルネアスとの打ち合いを制することを強く意識して持ち物は『とつげきチョッキ』としている。イベルタルサンダーの飛行技に対しても後投げしやすかったのでこれで良かった。

    努力値の調整は以前育成した際にどこかから拝借したものであるが、本戦前に運用していて特に不便なく扱えたのでそのまま流用した。

    広く汎用性を保ちながら禁伝にも抗えるポテンシャルを秘めていた。この子はまだまだやれる。

 

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参考元 (細かい調整意図はこちら): 【剣盾シーズン12最終328位(レート2010)達成構築】アシレーヌ入り攻めサイクル - sintarosuchの日記

    本戦前にポリゴン2から急遽変更した駒。サンダーテッカグヤに強く、ムゲンダイナ絡みの受けをまとめて破壊できそうな高火力特殊アタッカーを探し求めていたところ、このポケモンに辿り着いた。直前に採用してまともな試運転をせず本戦に臨み不安であったが、選出率は高かったので構築に合っているポケモンであった。結果ランドロスが重くなってしまったが。

    電気技はサイクルを回す構築であることから対面操作技を組み込みたかったこと、後述するウーラオスとの相性の良さから「ボルトチェンジ」を採用。サブウェポンはムゲンダイナへの打点となる「サイコキネシス」、バンギラスナットレイに打つ「きあいだま」とした。ダイマックスを切らずに電気技で居座りたい場面はかなりあったのと、バンギラスナットレイがそこまで重い構築ではないので「きあいだま」の枠は「10まんボルト」にしても良かったかも。

    【ムゲンダイナ+テッカグヤ+バンギラスのような受けの並びが仲間大会で見受けられ、本戦にも一定数いると予想した。このポケモンでそれらの並びを崩すつもりでいたが、シンプルにムゲンダイナに攻撃を耐えられたりメタモンが同居している構築が多く、思うように動かせなかったことが多々。

    どうでもいいけど霊獣ボルトロスの鳴き声めっちゃ好き。


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    黒馬バドレックス日食ネクロズマへの誤魔化しとして採用。本戦前は連撃ウーラオスで運用していたが、構築からバンギラスが外れたことに伴って悪タイプ、悪技の打点が欲しかったことから変更に至った。素早さ種族値が90付近の禁伝が多く、先制をとれる相手を増やすことを兼ねて最速での運用。

    タイプ上黒馬バドレックスに対して非常に有利ではあるが、「アストラルビット」は半減でも半分以上ダメージを受けてしまうので受け出しは厳しめ。日食ネクロズマに対して「鉢巻あんこくきょうだ」でもH振り等であると確定1発ではないのと、ダイマックス同士の打ち合いでは拘りが解除されて自身の火力が下がってしまう点と相手の『じゃくてんほけん』の発動も加味すると部のいい勝負ではないので、少し削れていて且つ相手にダイマックス権を使わせた後に倒すことを心掛けていた。

    サブウェポンは珍しいかもしれないが「れいとうパンチ」を採用している。フェアリータイプに打てる「どくづき」が欲しい場面は少なからずあったが、構築からポリゴン2が外れたことによって氷技の打点が欲しかった点に加え、ランドロスを強烈に誘ってしまう並びとなってしまっていることから採用に至ったのだが、実際にうまく機能していたのでこの判断は正しかった。

    一度味わったらヤミツキになる火力を持って本大会でも力強い暴れっぷりを見せてくれた最強ポケモン。使っていて本当に楽しい。

 

【苦手なポケモン

○ブラックキュレム

    勝率0%だったポケモン。多くの個体が「クロスサンダー」を持っていた為カプ・レヒレでも受けられない。「りゅうのまい」を積まれたら一巻の終わり。

 

○ムゲンダイナ

    「コスモパワー」で要塞化を狙う耐久型が厳しい。対策を施したつもりであったが苦戦を強いられたことは変わらず、勝率が伸び悩んだ主な要因でもあった。

 

ランドロス

    構築からポリゴン2が外れたことで対処がやや難しくなった。「つるぎのまい+ダイジェット」を使う型が特に厳しい。

 

【成績】

TN  どそ 最高1707 最終爆死

 

【後書き】

    本大会は禁止伝説級のポケモンを混じえたルールとなっており、全てが手探りの状態で慣れないながらも新鮮な感覚で楽しく対戦することができました。スタートダッシュが不調でありながらも何とか1700に登り詰めるが、最後は連敗して終わるという残念な結果となり悔しい思いで一杯です。今回味わった悔しさをバネにまた別の機会でリベンジしたいと思っております。ここまで読んで戴きありがとうございました。

 

どそ (@ds_76769) | Twitter

【カンムリビギニング】願いを叶えよ攻防サイクル【最終162位】

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【構築経緯】

    本大会へ出場するにあたり、初めに冠の雪原で新たに追加された中から使いたいと思うポケモンを選ぶことに決め、その中からガブリアスを選んだ。自分が最も好みとしているサイクル戦術を今回も行いたいと考え、【ガブリアス】をベースとしたサイクル構築を練り始めた。

     本大会でもトップメタになると予想した【ミミッキュ】の存在は特に無視できず、その対策を兼ねて【ガブリアス】との相性補完、物理耐久に優れている【アーマーガア】を採用。

    【ガブリアス+アーマーガア】の並びで重い特殊アタッカーに対して幅広く対応が効かせられる点からニンフィアを採用。

    ここまで相手の【アーマーガア】【ナットレイ】が重く、対策としてこれらの2体に強く出られること、ダイマックスエースとしても強力な【サンダー】を採用。

   ゴーストタイプの一貫を切れること、サイクルパーツ、クッションとしても扱える汎用性の高さ、有力な詰め筋となり得る《鈍いリサイクル型》のカビゴンを採用。

    これまで挙げられた5体では水タイプ、氷タイプが一貫しており、例として【ガラルヒヒダルマ】に氷技を連打されるだけでサイクルが崩壊するような事態は回避する必要性があった。補完として当初はラプラスを採用したが、本戦前に出場した仲間大会ではあまりにも選出せずしっくり来なかった為、他に適任となりそうな駒を模索した。そうして選んだのは水技、氷技を受けられ、耐久力が優秀であり自然とサイクルパーツに組み込める点、対策の薄めであった積みポケモンへの対抗手段となる「黒い霧」を搭載したミロカロスを新たに採用し、本戦に臨んだ。

 
【コンセプト】

・攻め+受けを両立したサイクル

・勝ちパターンを豊富に用意する

 
【個別紹介】
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ガブリアス 

性格:意地っ張り

特性:鮫肌

持ち物:突撃チョッキ

実数値(努力値):191(60)-193(204)-116(4)-×-114(68)-144(172)

技:地震/スケイルショット/アイアンヘッド/岩石封じ

調整:

H:8n-1

A:B4サンダーを「岩石封じ」で確定2発

HD:ダイマックス時に突撃チョッキ込みで無補正C252珠サンダーの「ダイジェット(140)」確定3耐え

S:1段階↑で最速ドラパルト抜き

 

    本構築の始点。後述する【アーマーガア】の存在により相手の電気タイプを強烈に誘ってしまう点と、強力なポケモン【レジエレキ】の存在により電気タイプの一貫切りは必須であると判断したことから、構築には欠かせない存在であった。

    当初は『拘りスカーフ』を持たせての運用だったが、後述する【サンダー】に渡してしまった都合により持ち物を変更することに。特殊技に対して後投げしやすくなり、打ち合い性能をより高められる『突撃チョッキ』を採用。

    技構成は外す理由の無い「地震」、素早さ上昇を兼ねて攻撃可能な「スケイルショット」、【ミミッキュ】をはじめとしたフェアリータイプへの打点「アイアンヘッド」、飛行タイプへの打点となり、交代先にも刺さる点から有利対面での安定択となりやすい「岩石封じ」とした。

    一般的な【ガブリアス】の型とは大きく異なり、火力は保ちつつも素早さをある程度下げて耐久に努力値を回している。元から数値の優秀なポケモンであるが、このような想定外の硬さが相手視点からでは見えにくい勝ち筋として機能していたと思う。「ダイアース」「ダイドラグーン」「ダイスチル」によるバフ、デバフが優秀であり、不利な攻撃を受けても基本的に何でも耐えては切り返せる。この型との相性の良さをより輝かせており、脅威の打ち合い性能を誇っていた。

    相手の【サンダー】を見る枠ではあるが、型がアタッカーではなく物理受けであった場合は突破が困難であることから、選出段階で極力【ガブリアス】だけに役割を一任させないよう心掛けていた。

 

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○アーマーガア

性格:腕白

特性:ミラーアーマー

持ち物:オボンの実

実数値(努力値):205(252)-107-172(252)-×-106(4)-87

技:アイアンヘッド/ボディプレス/鉄壁/羽休め

    シンプルな物理受け。【ガブリアス】の苦手とするドラゴン、フェアリーを受けられ、この【アーマーガア】が苦手とする炎、電気を【ガブリアス】で受けられる。このような相性補完の良さを持ちつつ【ミミッキュ】に対して非常に強く動ける点が採用の決め手となった。

    持ち物はHP管理の補助となる「オボンの実」を採用。受け出し後の行動に余裕が生まれやすく、非常に扱いやすかった。

    技構成は物理受けとしての役割遂行に必要不可欠である「鉄壁」「羽休め」、【ミミッキュ】への打点となり、ダイマックスを切った際の防御上昇が強い「アイアンヘッド」、最大火力を見込める「ボディプレス」としている。

    特筆して語ることは殆ど無いが物理アタッカーへの無類の強さは目を見張るものであり、数多くの試合に選出しては確かな活躍を見せていた。


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ミロカロス

性格:図太い

特性:不思議な鱗

持ち物:火炎玉

実数値(努力値):201(244)-×-144(252)-120-145-103(12)

技:熱湯/ミラーコート/黒い霧/自己再生

    サイクルパーツ兼2枚目の物理受け。一番最後に補完として【ラプラス】に代わる形で加入した。【ブリザポス】や[天然]と思わしき【ピクシー】のいる構築には積極的に選出していた。

    技構成は一般的で、3割の火傷が強い「熱湯」、回復ソース「自己再生」、積みへの対抗手段「黒い霧」、対特殊への切り返し「ミラーコート」としている。ドラゴンタイプへの遂行速度を高められる氷技も候補に挙がるが、今回は見送り。

    必然的に『火炎玉』での採用になるが、不意の状態異常による負け筋が生まれない点が強く、何よりも「欠伸」の一貫を自然と断ち切れる恩恵が何よりも大きいものであった。その反面、常に定数ダメージが絡むことから雑に扱うとすぐHPが無くなる事態が発生しやすく、サイクルパーツとして扱う上でも丁寧なHP管理を求められるポケモンであると感じた。

    本戦では「熱湯」で相手の物理アタッカーを何度も機能停止に追いやったりと、選出した試合では必ず何かしらの活躍をしてくれた上にしっかりと爪痕を残していった。

 

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ニンフィア

性格:穏やか

特性:フェアリースキン

持ち物:食べ残し

実数値(努力値):201(244)-×-107(172)-131(4)-176(76)-82(12)

技:ハイパーボイス/瞑想/願い事/守る

調整:

H:奇数

HB:なるべく高く

D:11n

S:同族意識

 

    特殊受けでありつつも本構築の要となっており、なんと選出率は堂々の1位。採用候補となる技は様々あるが、メインウェポンの「ハイパーボイス」はまず確定。残りは自身が詰め筋となれる「瞑想」、自身と味方のHP管理を行える「願い事」、持ち物の『食べ残し』との相性が良く、「願い事」を使用した次のターン安全に回復を行える「守る」を採用した。本戦前に出場した仲間大会では「瞑想」の枠に「欠伸」を採用していたが、相手の特殊アタッカーへの詰め筋が欲しかった点や、【ミロカロス】の「熱湯」による火傷、【サンダー】の[静電気]による麻痺との兼ね合いを加味して変更。構築単位で相手の【ラプラス】が重い為、「瞑想」と合わせて相手を起点にしつつ「一撃必殺技」に対する保険となる「身代わり」が欲しくなる場面が多々あった。

    要となる最強の技「願い事」。前述した通りHP管理を行える点は勿論のこと、"控えのポケモンを受け出した際の負担を緩和できる点"が何よりも強い。これに伴い、等倍の攻撃に受け出しても十分なHPを確保した上で次のターン行動できることが可能になる。無論、相手の行動や火力次第である為その状況での判断は必要になるが、この技によって更なる柔軟な立ち回りの実現をもたらしてくれた。その他にも、こちら側が数的有利を取って且つ【ニンフィア】の突破が困難になった相手に対して「願い事+守る(+瞑想)」でひたすら粘り、TOD勝ちを狙う動きも可能であった。

    相手の物理アタッカーに対しても多少は居座ることを想定して努力値はBへ多めに割いたが、控えの物理受けに交代する動きが安定択として成立していた点や、ダイマックス状態の高火力特殊アタッカー(主に珠サンダー)に対する受けを更に安定させたいと感じた場面が多く、もっとDに割いても良かったかもしれない。

    

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○サンダー

性格:控えめ

特性:静電気

持ち物:拘りスカーフ

実数値(努力値):167(12)-×-107(12)-194(252)-112(12)-148(220)

技:10万ボルト/暴風/熱風/ボルトチェンジ

調整:

H:8n-1

S:1段階↑の最速ギャラドス抜き

     

    当初は『命の珠』を持ったアタッカーとして使用していたが、耐久を高めていないと「羽休め」を使用する暇が意外となかった点に加え、相手の【アイアント】が重く対処に困窮していた件を踏まえて、上から行動して一撃で倒せる《拘りスカーフ型》で採用。環境には『命の珠』を持ったアタッカーや物理受けが多かったことから、考慮されにくいスカーフ枠として機能してくれた。

    今回は火力を求めて性格を控えめにし、素早さのラインは【ギャラドス】を意識した程度にまで抑えたが、初手に来やすい【ガラルヒヒダルマ】等を意識して最速CSにしても良かったか。

    技構成はタイプ一致で「ダイジェット」を使用する為「暴風」、【ナットレイ】【アイアント】への打点となる「熱風」は確定。メインの電気技は「10万ボルト」「放電」からの選択となるが、ダイマックス状態の耐久無振り【ギャラドス】を一撃で倒せる確率の違いと、終盤に残った相手のポケモンをまとめて一層する役割も持たせたかったことから、火力を重視した「10万ボルト」を採用する運びとなった。対面操作技は相手への負荷を強く意識した「ボルトチェンジ」を採用したが、【マンムー】【ガブリアス】といった地面タイプのポケモンに無効化されず、『気合いの襷』を剥がしつつ交代できる「蜻蛉返り」を採用するのも手であったか

     「ボルトチェンジ」で強い負荷を与えながらサイクルを回せるだけに留まらずダイマックスを切った際の制圧力も素晴らしく、サイクルを回した後の詰めとして自身を通す動きが強力。このように様々な役割を持てる上にしっかりと強く、数多くの試合で大活躍を見せてくれた。

 

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カビゴン

性格:腕白

特性:食いしん坊

持ち物:混乱実

実数値(努力値):261(204)-134(28)-128(252)-×-132(12)-52(12)

技:空元気/冷凍パンチ/鈍い/リサイクル

配分元:【剣盾S10使用構築】バレルカビゲン【最終2127/18位】 - いろはにぽへと

 

    汎用性の高い駒。当初は《欠伸型》での採用を考えていたが、【ニンフィア】に『食べ残し』を渡してしまった都合から、《鈍い型》での運用を考えた。

    技構成は型のコンセプト上「鈍い」「リサイクル」までは確定。残りは状態異常対策を兼ねた「空元気」、【ドラパルト】への打点を意識しつつ【ガブリアス】【ボーマンダ】等にも刺さる「冷凍パンチ」を採用した。

    一定数存在していた【ガラルサンダー】【テラキオン】をはじめとする格闘タイプの他、【アーマーガア】【ミロカロス】等、不利をとるポケモンが環境に多く見受けられていた。それに加えて、鋼タイプに対する打点を持っていないことが気がかりにもなってしまい、詰め筋として扱う優先度が低くなってしまっていた。選出した試合ではしっかりと活躍しており強力な駒であることに間違いはなかったが、この枠は私自身がもっと考察する必要性があった。

 
【選出・立ち回り】

    【ガブリアス】【サンダー】を攻め駒とし、【アーマーガア】【ミロカロス】【ニンフィア】【カビゴン】を受け駒とした上で考え、このような3点に分けられる。

 

・一番多かったパターンである「攻め1体+受け2体選出」。全体でサイクルを回した後に攻め駒を通すか、序盤に攻め駒で場を荒らした後に受け駒で詰めるかのどちらかを狙っていた。基本的には【サンダー】か受け駒のいずれかを初手に置く。【レジエレキ】が初手に来る予想の場合は【ガブリアス】から入る。

 

・攻めを強く意識した「攻め2体+受け1体選出」。サイクルの中でここぞという場面でダイマックスを仕掛ける。前述したパターン同様に初手は基本的に【サンダー】か受け駒のいずれかを置く。受けの枠には【ニンフィア】を選出することが多かった。

 

・受けサイクルに特化した「受け3体選出」。受け駒でありながらもしっかりとした攻撃性能を兼ね備えている駒が多いので、隙を見て積んでは攻撃を挟んで圧をかけていった。

 

【苦手なポケモン

ラプラス

    本構築への刺さり具合が尋常でない上に、常に30%の負け筋が付き纏う。ダイマックス状態であれば【ニンフィア】で簡単に受けられるが、「一撃必殺技」をいなす手段がダイマックスを切る以外なく、そうでない場合はお祈りプレイを余儀なくされる。

 

ニドキング(ニドクイン)

    全体的に技の通りが良く、『命の珠』を持った高火力アタッカーや『気合いの襷』を持った対面性能の高い個体が単純につらい。更には「毒菱」を撒いて窮屈な立ち回りを強いる個体も存在しており、時折見かけてはその度に苦戦していた。

 
【成績】

TN どそ  28勝14敗 最終162位 レート1713

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【後書き】

     今回この公式大会で満足のいく最終順位、レート1700を達成できたことに嬉しく思い、大変恐縮ながらも記念という形で初めて構築記事を書かせていただきました。次はランクバトルで初の最終3桁達成という目標を持って、今後もポケモンバトルを楽しみながら続けていきたいと思っております。ここまで記事を読んでいただいたことに感謝致します。

何かございましたら どそ (@ds_76769) | Twitter まで。