【カンムリビギニング】願いを叶えよ攻防サイクル【最終162位】

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【構築経緯】

    本大会へ出場するにあたり、初めに冠の雪原で新たに追加された中から使いたいと思うポケモンを選ぶことに決め、その中からガブリアスを選んだ。自分が最も好みとしているサイクル戦術を今回も行いたいと考え、【ガブリアス】をベースとしたサイクル構築を練り始めた。

     本大会でもトップメタになると予想した【ミミッキュ】の存在は特に無視できず、その対策を兼ねて【ガブリアス】との相性補完、物理耐久に優れている【アーマーガア】を採用。

    【ガブリアス+アーマーガア】の並びで重い特殊アタッカーに対して幅広く対応が効かせられる点からニンフィアを採用。

    ここまで相手の【アーマーガア】【ナットレイ】が重く、対策としてこれらの2体に強く出られること、ダイマックスエースとしても強力な【サンダー】を採用。

   ゴーストタイプの一貫を切れること、サイクルパーツ、クッションとしても扱える汎用性の高さ、有力な詰め筋となり得る《鈍いリサイクル型》のカビゴンを採用。

    これまで挙げられた5体では水タイプ、氷タイプが一貫しており、例として【ガラルヒヒダルマ】に氷技を連打されるだけでサイクルが崩壊するような事態は回避する必要性があった。補完として当初はラプラスを採用したが、本戦前に出場した仲間大会ではあまりにも選出せずしっくり来なかった為、他に適任となりそうな駒を模索した。そうして選んだのは水技、氷技を受けられ、耐久力が優秀であり自然とサイクルパーツに組み込める点、対策の薄めであった積みポケモンへの対抗手段となる「黒い霧」を搭載したミロカロスを新たに採用し、本戦に臨んだ。

 
【コンセプト】

・攻め+受けを両立したサイクル

・勝ちパターンを豊富に用意する

 
【個別紹介】
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ガブリアス 

性格:意地っ張り

特性:鮫肌

持ち物:突撃チョッキ

実数値(努力値):191(60)-193(204)-116(4)-×-114(68)-144(172)

技:地震/スケイルショット/アイアンヘッド/岩石封じ

調整:

H:8n-1

A:B4サンダーを「岩石封じ」で確定2発

HD:ダイマックス時に突撃チョッキ込みで無補正C252珠サンダーの「ダイジェット(140)」確定3耐え

S:1段階↑で最速ドラパルト抜き

 

    本構築の始点。後述する【アーマーガア】の存在により相手の電気タイプを強烈に誘ってしまう点と、強力なポケモン【レジエレキ】の存在により電気タイプの一貫切りは必須であると判断したことから、構築には欠かせない存在であった。

    当初は『拘りスカーフ』を持たせての運用だったが、後述する【サンダー】に渡してしまった都合により持ち物を変更することに。特殊技に対して後投げしやすくなり、打ち合い性能をより高められる『突撃チョッキ』を採用。

    技構成は外す理由の無い「地震」、素早さ上昇を兼ねて攻撃可能な「スケイルショット」、【ミミッキュ】をはじめとしたフェアリータイプへの打点「アイアンヘッド」、飛行タイプへの打点となり、交代先にも刺さる点から有利対面での安定択となりやすい「岩石封じ」とした。

    一般的な【ガブリアス】の型とは大きく異なり、火力は保ちつつも素早さをある程度下げて耐久に努力値を回している。元から数値の優秀なポケモンであるが、このような想定外の硬さが相手視点からでは見えにくい勝ち筋として機能していたと思う。「ダイアース」「ダイドラグーン」「ダイスチル」によるバフ、デバフが優秀であり、不利な攻撃を受けても基本的に何でも耐えては切り返せる。この型との相性の良さをより輝かせており、脅威の打ち合い性能を誇っていた。

    相手の【サンダー】を見る枠ではあるが、型がアタッカーではなく物理受けであった場合は突破が困難であることから、選出段階で極力【ガブリアス】だけに役割を一任させないよう心掛けていた。

 

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○アーマーガア

性格:腕白

特性:ミラーアーマー

持ち物:オボンの実

実数値(努力値):205(252)-107-172(252)-×-106(4)-87

技:アイアンヘッド/ボディプレス/鉄壁/羽休め

    シンプルな物理受け。【ガブリアス】の苦手とするドラゴン、フェアリーを受けられ、この【アーマーガア】が苦手とする炎、電気を【ガブリアス】で受けられる。このような相性補完の良さを持ちつつ【ミミッキュ】に対して非常に強く動ける点が採用の決め手となった。

    持ち物はHP管理の補助となる「オボンの実」を採用。受け出し後の行動に余裕が生まれやすく、非常に扱いやすかった。

    技構成は物理受けとしての役割遂行に必要不可欠である「鉄壁」「羽休め」、【ミミッキュ】への打点となり、ダイマックスを切った際の防御上昇が強い「アイアンヘッド」、最大火力を見込める「ボディプレス」としている。

    特筆して語ることは殆ど無いが物理アタッカーへの無類の強さは目を見張るものであり、数多くの試合に選出しては確かな活躍を見せていた。


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ミロカロス

性格:図太い

特性:不思議な鱗

持ち物:火炎玉

実数値(努力値):201(244)-×-144(252)-120-145-103(12)

技:熱湯/ミラーコート/黒い霧/自己再生

    サイクルパーツ兼2枚目の物理受け。一番最後に補完として【ラプラス】に代わる形で加入した。【ブリザポス】や[天然]と思わしき【ピクシー】のいる構築には積極的に選出していた。

    技構成は一般的で、3割の火傷が強い「熱湯」、回復ソース「自己再生」、積みへの対抗手段「黒い霧」、対特殊への切り返し「ミラーコート」としている。ドラゴンタイプへの遂行速度を高められる氷技も候補に挙がるが、今回は見送り。

    必然的に『火炎玉』での採用になるが、不意の状態異常による負け筋が生まれない点が強く、何よりも「欠伸」の一貫を自然と断ち切れる恩恵が何よりも大きいものであった。その反面、常に定数ダメージが絡むことから雑に扱うとすぐHPが無くなる事態が発生しやすく、サイクルパーツとして扱う上でも丁寧なHP管理を求められるポケモンであると感じた。

    本戦では「熱湯」で相手の物理アタッカーを何度も機能停止に追いやったりと、選出した試合では必ず何かしらの活躍をしてくれた上にしっかりと爪痕を残していった。

 

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ニンフィア

性格:穏やか

特性:フェアリースキン

持ち物:食べ残し

実数値(努力値):201(244)-×-107(172)-131(4)-176(76)-82(12)

技:ハイパーボイス/瞑想/願い事/守る

調整:

H:奇数

HB:なるべく高く

D:11n

S:同族意識

 

    特殊受けでありつつも本構築の要となっており、なんと選出率は堂々の1位。採用候補となる技は様々あるが、メインウェポンの「ハイパーボイス」はまず確定。残りは自身が詰め筋となれる「瞑想」、自身と味方のHP管理を行える「願い事」、持ち物の『食べ残し』との相性が良く、「願い事」を使用した次のターン安全に回復を行える「守る」を採用した。本戦前に出場した仲間大会では「瞑想」の枠に「欠伸」を採用していたが、相手の特殊アタッカーへの詰め筋が欲しかった点や、【ミロカロス】の「熱湯」による火傷、【サンダー】の[静電気]による麻痺との兼ね合いを加味して変更。構築単位で相手の【ラプラス】が重い為、「瞑想」と合わせて相手を起点にしつつ「一撃必殺技」に対する保険となる「身代わり」が欲しくなる場面が多々あった。

    要となる最強の技「願い事」。前述した通りHP管理を行える点は勿論のこと、"控えのポケモンを受け出した際の負担を緩和できる点"が何よりも強い。これに伴い、等倍の攻撃に受け出しても十分なHPを確保した上で次のターン行動できることが可能になる。無論、相手の行動や火力次第である為その状況での判断は必要になるが、この技によって更なる柔軟な立ち回りの実現をもたらしてくれた。その他にも、こちら側が数的有利を取って且つ【ニンフィア】の突破が困難になった相手に対して「願い事+守る(+瞑想)」でひたすら粘り、TOD勝ちを狙う動きも可能であった。

    相手の物理アタッカーに対しても多少は居座ることを想定して努力値はBへ多めに割いたが、控えの物理受けに交代する動きが安定択として成立していた点や、ダイマックス状態の高火力特殊アタッカー(主に珠サンダー)に対する受けを更に安定させたいと感じた場面が多く、もっとDに割いても良かったかもしれない。

    

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○サンダー

性格:控えめ

特性:静電気

持ち物:拘りスカーフ

実数値(努力値):167(12)-×-107(12)-194(252)-112(12)-148(220)

技:10万ボルト/暴風/熱風/ボルトチェンジ

調整:

H:8n-1

S:1段階↑の最速ギャラドス抜き

     

    当初は『命の珠』を持ったアタッカーとして使用していたが、耐久を高めていないと「羽休め」を使用する暇が意外となかった点に加え、相手の【アイアント】が重く対処に困窮していた件を踏まえて、上から行動して一撃で倒せる《拘りスカーフ型》で採用。環境には『命の珠』を持ったアタッカーや物理受けが多かったことから、考慮されにくいスカーフ枠として機能してくれた。

    今回は火力を求めて性格を控えめにし、素早さのラインは【ギャラドス】を意識した程度にまで抑えたが、初手に来やすい【ガラルヒヒダルマ】等を意識して最速CSにしても良かったか。

    技構成はタイプ一致で「ダイジェット」を使用する為「暴風」、【ナットレイ】【アイアント】への打点となる「熱風」は確定。メインの電気技は「10万ボルト」「放電」からの選択となるが、ダイマックス状態の耐久無振り【ギャラドス】を一撃で倒せる確率の違いと、終盤に残った相手のポケモンをまとめて一層する役割も持たせたかったことから、火力を重視した「10万ボルト」を採用する運びとなった。対面操作技は相手への負荷を強く意識した「ボルトチェンジ」を採用したが、【マンムー】【ガブリアス】といった地面タイプのポケモンに無効化されず、『気合いの襷』を剥がしつつ交代できる「蜻蛉返り」を採用するのも手であったか

     「ボルトチェンジ」で強い負荷を与えながらサイクルを回せるだけに留まらずダイマックスを切った際の制圧力も素晴らしく、サイクルを回した後の詰めとして自身を通す動きが強力。このように様々な役割を持てる上にしっかりと強く、数多くの試合で大活躍を見せてくれた。

 

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カビゴン

性格:腕白

特性:食いしん坊

持ち物:混乱実

実数値(努力値):261(204)-134(28)-128(252)-×-132(12)-52(12)

技:空元気/冷凍パンチ/鈍い/リサイクル

配分元:【剣盾S10使用構築】バレルカビゲン【最終2127/18位】 - いろはにぽへと

 

    汎用性の高い駒。当初は《欠伸型》での採用を考えていたが、【ニンフィア】に『食べ残し』を渡してしまった都合から、《鈍い型》での運用を考えた。

    技構成は型のコンセプト上「鈍い」「リサイクル」までは確定。残りは状態異常対策を兼ねた「空元気」、【ドラパルト】への打点を意識しつつ【ガブリアス】【ボーマンダ】等にも刺さる「冷凍パンチ」を採用した。

    一定数存在していた【ガラルサンダー】【テラキオン】をはじめとする格闘タイプの他、【アーマーガア】【ミロカロス】等、不利をとるポケモンが環境に多く見受けられていた。それに加えて、鋼タイプに対する打点を持っていないことが気がかりにもなってしまい、詰め筋として扱う優先度が低くなってしまっていた。選出した試合ではしっかりと活躍しており強力な駒であることに間違いはなかったが、この枠は私自身がもっと考察する必要性があった。

 
【選出・立ち回り】

    【ガブリアス】【サンダー】を攻め駒とし、【アーマーガア】【ミロカロス】【ニンフィア】【カビゴン】を受け駒とした上で考え、このような3点に分けられる。

 

・一番多かったパターンである「攻め1体+受け2体選出」。全体でサイクルを回した後に攻め駒を通すか、序盤に攻め駒で場を荒らした後に受け駒で詰めるかのどちらかを狙っていた。基本的には【サンダー】か受け駒のいずれかを初手に置く。【レジエレキ】が初手に来る予想の場合は【ガブリアス】から入る。

 

・攻めを強く意識した「攻め2体+受け1体選出」。サイクルの中でここぞという場面でダイマックスを仕掛ける。前述したパターン同様に初手は基本的に【サンダー】か受け駒のいずれかを置く。受けの枠には【ニンフィア】を選出することが多かった。

 

・受けサイクルに特化した「受け3体選出」。受け駒でありながらもしっかりとした攻撃性能を兼ね備えている駒が多いので、隙を見て積んでは攻撃を挟んで圧をかけていった。

 

【苦手なポケモン

ラプラス

    本構築への刺さり具合が尋常でない上に、常に30%の負け筋が付き纏う。ダイマックス状態であれば【ニンフィア】で簡単に受けられるが、「一撃必殺技」をいなす手段がダイマックスを切る以外なく、そうでない場合はお祈りプレイを余儀なくされる。

 

ニドキング(ニドクイン)

    全体的に技の通りが良く、『命の珠』を持った高火力アタッカーや『気合いの襷』を持った対面性能の高い個体が単純につらい。更には「毒菱」を撒いて窮屈な立ち回りを強いる個体も存在しており、時折見かけてはその度に苦戦していた。

 
【成績】

TN どそ  28勝14敗 最終162位 レート1713

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【後書き】

     今回この公式大会で満足のいく最終順位、レート1700を達成できたことに嬉しく思い、大変恐縮ながらも記念という形で初めて構築記事を書かせていただきました。次はランクバトルで初の最終3桁達成という目標を持って、今後もポケモンバトルを楽しみながら続けていきたいと思っております。ここまで記事を読んでいただいたことに感謝致します。

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